クレセスタン
最近ダブル布教活動が盛んになってきたので自分のよく使う6体を紹介。
6→4ダブルを始めてみようという方は取り敢えずこの6匹を作ってみれば間違いないと思います。
理想値自爆カビゴンの入手が若干困難な為、今回は自爆を使わないカビゴンをサンプルに採用してみました。
ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 |
---|---|---|---|---|---|
ラティオス | 流星群 | 10万ボルト | 身替わり | 守る | 命の珠 |
メタグロス | コメットパンチ | バレットパンチ | 地震 | 守る | 選択 |
ギャラドス | 滝登り | 電磁波 | 挑発 | 守る | ソクノの実 |
カビゴン | 恩返し | 炎のパンチ | 選択 | 守る | 選択 |
クレセリア | 選択 | 電磁波 | 威張る | 選択 | 選択 |
サンダー | 10万ボルト | 選択 | 身替わり | 見切り | 選択 |
どのようなパーティを相手にしても比較的楽に状況打開できる電磁波威張るを中心に相手の事故を誘う、どちらかというと防御的なパーティです。
以下詳細解説
予め断っておきます。長いです(
それと、初心者向けということで当たり前じゃんということしか書いてませんがご了承ください(
・ラティオス
ダブルと言えばラティオス(何)
しっかり耐久調整をしていないと珠流星群で落ちるポケモンが非常に多く、それ1発で状況打開できることすらある非常に強力なポケモンです。
ダブルバトルでの素早さ合戦はシングルの比にならないほど重要で、ラティオスに関してはスカーフを持たない限り臆病最速一択。
技に関して
特に何も考えないのであれば10万ボルトが最安定。
ゴウカザル・ギャラドス・ゲンガー等流星群を打ち辛いポケモンや、サンダーの身替わり破壊、メタグロスへのダメージソースとその使い道は非常に多いです。
シングルでは雷を入れるラティオスを良く見ますが、ダブルの場合隣の攻撃と一緒に考えることが多いので威力よりも命中率を重視したいところです。
他の選択肢としてはラグラージ・ドサイドンが辛い場合は草結び、メタグロス・ヒードランに通るめざめるパワー地面。
また流星群を打った後の交代際に電磁派を巻かれるのが嫌な場合は神秘の守りなどがあります。
流星群が強力な故、凍える風や電磁波等で確実に先手を取れるようにしてから倒しに行くという対処を取られやすい・相手の守るを誘発しやすいという点で、身替わりとの相性は抜群です。ただし、やみくもに身替わりを残そうとする立ち回りは厳禁。
・メタグロス
ダブルと言えばメタグr(ry
先述のラティオスとは互いの弱点を完璧に補い合っているので、並べてもよし後ろに控えさせてもよしという高相性。
ダブルバトルで頻繁に見る威嚇・凍える風・流星群・吹雪・爆発に対する耐性がある上、貴重な先制技持ちでもあります。
上のように「○○に対してメタグロスを出す」という行動が比較的他のポケモンに比べて多いので、事故を防ぐという意味でも持ち物はラムの実を採用したいところ。
余裕があれば味方のポケモンから威張るを受けて地震の攻撃力を上げることもできます。これも多用は厳禁。
耐久調整に関して
比較的メジャーなラインは
「臆病サンダーの10万ボルト2発耐え」「控えめメガヤンマの虫のさざめき2耐え」「拘り臆病ラティオスの10万ボルト確定2耐え」
「臆病サンダーの75%熱風2耐え」「補正なし珠アグノムの大文字耐え・控えめキングドラの雨珠ハイドロポンプ耐え」があります。
最初はサンダーの10万ボルト2耐えがお勧め。取り敢えず何でも耐えるようになります(
技に関して
よっぽどのことがない限り、コメットパンチ・バレットパンチ・守るは入れたいところ。残りの1つには安定性を求めるなら地震が入ります。
メタグロスでメタグロスを処理しなければならない状況が多い場合は地震の有無・グロス同士の素早さの優劣で立ち回りががらっと変わってしまいます。
相手のメタグロスがそこまで脅威ではない場合は大爆発も視野に。守るを抜いて地震と大爆発を同時に採用する場合もありますが、若干不安定か。
持ち物に関して
メタグロスの特殊耐久を低い値に設定してた場合、不一致の炎技ですらかなり削られてしまう為オッカの実を持たせると比較的強気な立ち回りができます。
特殊耐久を高く設定した場合は炎技に対して聊か余裕ができるので事故を防ぐラムの実の方を持たせたい。
数は少ないですが場持ちを良くするための食べ残し・オボンの実、ねむカゴの採用、雨パではシュカの実という選択肢もあります。
技構成から努力値振りまでガラッと変わってしまいますが、拘りスカーフを持たせて隣の電磁波と一緒に岩雪崩で怯みを撒き散らすというものも存在します。
・ギャラドス
ダブルでよく見るメタグロス、それの対策に入る炎ポケモン、その炎ポケモン全般に強いのがこのギャラドスです。
上2体ではどうしようもない強力なスタンメタである「マニューラ+バクフーン」や「メガヤンマ+ヒードラン」に強いのも魅力的。
威嚇は相手の攻撃ダウンとともに「相手2体の素早さ関係」を知ることもできるので非常に強力。
威嚇の入った順番によっては相手の持ち物を確定させることもできます。(初手のラティグロスに対してグロスに先に威嚇が入った場合 等)
シングルと比べて、ダブルではどちらかというとサポートメインになります。
耐久調整に関して
取り敢えずHSで十分です(
ソクノ込みでサンダーの10万ボルト耐えまで落として火力に振ることもできますが、素早さのラインはあらかじめしっかり決めておく必要があります。
電磁波を巻くから遅めでもよい と考えるか、 相手のギャラドス・クレセリアに挑発したいから最速にする と考えるかはお好みで。
技に関して
攻撃技は滝登りだけで十分。必要な場合はストーンエッジ・氷の牙・恩返し等から選択していくとよいですが、攻撃技3つの採用はあまりおすすめできません。
補助技で候補に挙がるのは電磁波・威張る・挑発・雨乞い等。これもパーティとの兼ね合いでの選択ですね。
素早さの件でもそうですが、ギャラドスに何をさせたいかをまず考えると自然と枠が埋まっていくと思います。
持ち物に関して
よっぽどのことがない限りソクノの実を持って確実に1度行動するというのが重要になります。
電気技を受けない自身があれば食べ残しやヨロギの実、挑発と合わせて催眠対策になるカゴの実等が選択肢になります。
・カビゴン
ダブルで使われる特殊ポケモンに対して圧倒的に強く、また特性のおかげでグロスと並んで吹雪を受けられる上、メジャーな炎技まで半減。
鈍足な為トリックルーム対策もできる、さらに爆発で状況打開もできるという非常に優秀なポケモン。
上の通り、特殊ポケモンが並んでいるところに取り敢えず投げることもできれば、温存して詰みパターンまで持っていくこともできます。
耐久調整に関して
カビゴンに求められるのは「相手の攻撃を2回耐える」ということです。集中然り、2ターンに渡って同じポケモンからの攻撃然り。
採用率の高さからも、ラティオスの珠流星群1.5耐え・メタグロスのコメットパンチ2耐えというラインはほぼ必須になると思います。
オボンの実を持っていれば連続で耐えた後の自爆が非常に強力で、耐えられた時のリスクを考えると相手は迂闊に行動できなくなります。
このパーティは電磁波を主体としているため、鈍いとの相性は若干悪いです。鈍いを採用しない場合は耐久のラインを決めたあとなるべく素早さに振りたいところです。
技に関して
自爆があれば是非採用したいです。自爆がない場合でも、相手の守るを誘発しやすいため鈍いという選択肢もまた強力です。
メインにしたいのは恩返し。あまり耐久を落としたくないポケモンなので、よっぽどの理由がない限りは捨て身タックルの選択はありません。
サブの技に関しては、メタグロス・ヌケニン・ハッサム・ユキノオーに通る炎のパンチ、エンペルト・ヒードランに通る地震、
メガヤンマ・サンダー・ウインディに通る岩雪崩、カゴの実とセットで眠る、相方の自己暗示とセットで腹太鼓と多岐に渡ります。
持ち物に関して
場持ちを重視したいので食べ残しやオボンの実といった回復できるアイテムを持たせたいところ。
相手の鬼火や催眠術が怖い場合はラムの実を持たせることも。その場合は特に耐久調整を注意したいところ。
・クレセリア
その耐久力故取り敢えず何かを耐えて電磁波・威張るという行動をとることができる、ダブルバトルのサポートに関しては右に出る者がいない程強力なポケモンです。
突筆することはありませんが、注目すべきは「取り敢えずなんでも耐える」という点。
耐久調整に関して
HPに振るだけで耐久が間に合ってしまうので、正直耐久調整先を明確に決める必要はあまりありません。
強いてあげるとすれば、カビゴンの自爆耐え・メガヤンマの虫のさざめき2耐えでしょうか。
ある程度硬くしたいのですが、クレセリアは最終的に残ってしまうと何もできなくなるという状況が多いため、仕事が終わったらなるべく早く退場してもらいたいというちょっと矛盾したことが求められるポケモンです。
技に関して
攻撃技に関しては2通り、特攻に振る余裕があればサイコキネシス、ない場合は冷凍ビームの採用が一般的です。
どちらもサンダーの身替わりを確定で壊すことを目的にしていますが、なぜそれが必要かは身替わりサンダーを相手にすれば分かると思いまs(
補助技に関しては非常に悩めるところですが、もっとも腐らないという意味ではリフレクター・光の壁・神秘の守りが選択肢に入ります。
素早さに努力値を多く割いた場合はミラーで強くなる神秘の守りが特にお勧めで、自身に状態異常耐性を付けられるのと味方の威張神秘へとスムーズに繋ぐことができます。
リフレクターと光の壁では若干リフレクターの優先度が高い、というのも特殊主体で攻めるパーティに関しては電磁波威張るで間に合う場合が多く、リフレクター1つで対処の難しい封印爆破パーティに対して非常に強くなる為です。
また優先度は低いですが相手の爆発・拘りトリックを防ぐことのできる守るも強力。隣のメタグロス・カビゴンが爆発する際には逆に必須となります。
持ち物に関して
前述の通り、長居してほしいけど長居してほしくないという無茶な注文を押しつけられます。
一見食べ残しとの相性は良いですが自身が瞑想を使わない限り後回しにされがちな為、事故の要因になってしまうことが多いです。
それでも食べ残しは強力なので、余っていれば持たせてもよいでしょう。
行動回数を確保するという点で見ると、催眠対策のカゴの実(自身が眠るを使わない場合も採用の価値あり)・ミラーを意識したクラボの実・技の被弾が多いので相対的に効果を発動しやすい光の粉等が挙げられます。
・サンダー
ダブルでメジャーなメタグロスに一方的に強い為非常に強力。また見切りが使えるので守るを封印された後でも攻撃から身を守る手段があるというだけで採用の価値が出てきます。通る相手の多い10万ボルトをタイプ一致で使える点も見逃せません。
耐久調整に関して
どんなサンダーに関しても言えることが、ラティオスと向かい合ったときに何もできないと困るという点。
ラティオスに対して打点があるかは別として、ラティオスを見て見切らざる・交換せざる・最悪倒されざるを得ない状況というのは非常に危険です。
ただでさえラティオスが身替わりを残しやすい状況、隣のポケモンの負担が一気に増えてしまいます。
そういった意味でも、最低ラティオスの珠流星群は耐えておきたいところ。万が一流星群を被弾してしまったときの保険にもなります。
物理面に関しては”面と向かって相手をするポケモン”がほぼ皆無なので考えなくてもよいですが、Hに振るだけでよくある調整カビゴンの恩返しを2発耐えることができるということを頭に入れておいて損はないと思います。
技に関して
大安定の10万ボルト、麻痺を巻くことを目的とすれば放電という選択肢もあります。後者はパーティに電気無効が多い場合の採用が一般的です。
サブウェポンに関しては熱風・めざめるパワー草/氷から。熱風はユキノオー・ハッサムに対して、メタグロスにも10万ボルトより若干ダメージが入りますがオッカの実には注意。
めざめるパワー草はこのパーティの鬼門、電磁波の通らないラグラージ・ドサイドンに対して有効。
氷はガブリアス・ボーマンダピンポイントですがこの2体に関しては他で対処できる為、重要度という観点からみると草に軍配があがります。
補助技に関しては自身の場持ちを助ける身替わり・羽休め、場に居座りやすいので相性の良い毒々、ラティオスに対して強くなる光の壁、サンダーからの被弾をあまり警戒されにくいが故強力な電磁波等があります。
持ち物に関して
みがまもの関係上優先して食べ残しを持たせたいですが、それができない場合はオボンの実が欲しいところ。
状態異常対策のラムの実や、羽休めでの回復が安定して行えるようならば身替わりとの相性の良い光の粉も十分選択できます。
・前2体の主な選出パターン
【ラティオス+メタグロス】
ラティオスの流星群で倒せない鋼に対してグロスが比較的安定、またグロスを制限する炎ポケモンに対してラティオスが強いので相手に2択を迫ることができる。
一方でこちらも2択の状況が多く、比較的ラティオスを大事にしたいのにそれができないことが多い。繊細だがダブルバトルっぽい(笑)初手なのでお勧め。
【クレセリア+メタグロス】
耐久に安定した2体がならぶので早々に崩れることが少ない。電磁波と中速のグロスとの相性も抜群。
サンダーに対して薄くなるのと、どちらも突出して速くないので素早さの状況判断が大事。
【ラティオス+ギャラドス】
ギャラドスの電磁波サポートと、それを制限するサンダーに強いラティオスを同時に選出した場合。威嚇のおかげでスカーフの危険性を事前に察知できる。
安定するとは言え、カビゴンへの有効打が乏しい為トリックルームを成立されると厳しい。挑発で事前に妨害したいところ。
【サンダー+ラティオス】
カビゴン以外への圧倒的な縛り範囲が魅力。たいていのポケモンは集中攻撃で落とされてしまうため、相手の守るを読んで2体同時身替わりという選択も十分にありえる。
ただし、どう見ても脆いのでスタン以外への先発選出は少ない。上に書いたとおりカビゴンがネックな為、後ろにグロスギャラがほぼ確定してしまうのも辛いところ。
【サンダー+メタグロス】
比較的苦手が相手が少なく、メタグロスで倒しにくいポケモンにサンダーが強い・サンダーを制限するラティに対してメタグロスが強いとお互いの相性も抜群。
一方でどちらも中途半端な素早さになってしまう上に状態異常耐性が低いので相手のクレセリアには要注意。
【ギャラドス+メタグロス】
場を整えてから攻撃に移るパーティ全般に対して有効。ギャラドスの挑発をばら撒いてメタグロスで片っ端から倒していくこともできる。
サンダーに弱いのが一目瞭然なので後発にラティオス・カビゴンを入れてうまくいなしたいところ。
【サンダー+クレセリア】
電磁波威張るの真骨頂、みがまもプレッシャーと不確定な行動制限が非常に強力。
前2体だけではカビゴンに対して弱くなるため、サンダーに飛んでくる流星群を受ける為にも後ろにグロスが欲しい。
相変わらずまとまりがない上に見づらい…
勢い余って長々と書いてしまいましたが、結局のところ使ってみるのが一番です(
これを機にダブルを始める人の参考になれば幸いです。